2005年10月31日

O川さんのこと

今日はお洗濯サボっちゃったから明日やろう

などと思いながら、TVで

『ガキの使いやあらへんで!!』を観ていました。

そういえば、中学校のときに通っていた塾の先生

ヘイポーに似てるかも・・・??


ヘイポー.jpg


(↑本当はどんな人なんだろう?謎です)

ヘイポーから連想していったらちょっと思い出したことがあったので

今日ここに書いておこうと思います。

中学生時代の話です。





中学2年に上がったとき、私は転校した。

転校と言っても、小学2年まで過ごしていた土地に戻っただけ。

もともと友だちだった子との再会も果たし、順調に学校生活がスタートした。

しかし、長いあいだ市内から離れていたせいで勉強には少々の遅れが出ており

とりあえず塾にでも通ってみようかなぁ、と思ったのである。

とは言っても、部活にも毎日参加したいし

塾っていうものはどうも自分に合わない気がしてならなかった。

時間も自分の好きな時間に行けて、塾のような感じがしないところ・・・

そう考えた私は、個人経営の塾に通うことにした。



初日には、親も同席しオリエンテーションなるものを受けた。

その時間は授業前だったらしく、まだ誰も来ていなかったが

5人程度の生徒でいっぱいになってしまうくらいの部屋の狭さだったと思う。

これからちゃんとやっていけるかなぁ、という不安を残し

その日は教室を後にした。



そんな塾通いにも慣れてきたある日

私はいつものように、教室の扉を開けた。

すると・・・

その場所には、意外な人物がいたのである。







O川さんだ!!







O川さんとは、私と同じクラスの男の子で

バスケ部に所属しており

(↑しかもその年、全国ベスト4にまでなっているから驚きだ)

学校でも5本の指に入るほどの不良生徒として有名な人だった。

髪型のわりと自由なバスケ部といえど、あれでは長すぎる。

緩めたネクタイも、いつも先生に叱られては逃げていた。

そのうえ彼女が途切れることがない、なんていう噂もあった。

いずれにしても、私のような生徒からは縁遠い人だったことは間違いない。

別に留年しているわけでもないのに、なぜかみんなO川さんと呼んでいたので

私も自然と、彼のことをそう呼ぶようになっていた。


それにしても、なぜここにO川さんが!?

しばらく呆然と立ち尽くしていると、ヘイポー先生が

(↑そうそう、この先生がヘイポーに似ていたのよ)

「そういえばO川くんとベリィちゃんは、同じ学年だよね」

と、おっしゃった。

「あぁ、はい・・・まぁ・・・」

などと私が返答に困っていると、横から

「同じクラスですけど」

と、O川さんの声がした。

O川さん、私のこと知ってたんだ。

それまで喋ったことがなく、私のことを知らないんじゃないかと思っていたので

それだけでもかなり驚いてしまった。



そうか、O川さんってここの塾に通っていたんだ!

これまではたまたま、通う時間帯がずれていただけだったらしい。

部活の都合で、その日から水曜日に変えますと申し出たばかりだった。

っていうと、これから毎週塾で顔を合わせることになるのかぁ

なんて、憂鬱な気分で一週間を過ごした。

その間も、学校に行けば二人は顔を合わせるわけだが

学校で会っても、相変わらずO川さんはしれっとしている。

塾に行けば、二言三言くらいの会話はあったかな。



あるとき、学校の席替えでO川さんが斜め後ろの席になった。

初めは話すのなんて無理無理!!と思っていたはずなのに

いつのまにか私の体内には、O川さんに対する抗体ができたのか

笑って話せる程度になっていたことに、自分でも驚いたものだ。

O川さんと私が同じ塾生だなんて、きっと学校のみんなは知らないのだ。

彼が意外な一面を持ちえていることなんて、他の女子には想像できないかもしれない。

たとえば

学校の先生に対する態度は悪くても、塾の先生には礼儀正しいこととか

たとえば

時間には遅れずちゃんとやってきて、終わったらすぐ帰ることとか

たとえば

ああ見えてお笑いが好きなこととか・・・

きっとみんなは知らないことが、半年のあいだに次々と見えてきた。

でも、学校での二人はきわめてドライな関係。

O川さんは私のことを“さん付け”で呼び

私もO川さんのことを“さん付け”で呼ぶスタイルは

卒業するまでずっと変わらなかった。



高校は別々の道を進んだので、その後の彼のことはよく分からなくなってしまったが

それから数年後、地元に帰ったときにバスで見かけた姿は

やっぱりワルっぽかった。

そして、彼は相変わらずしれっとした態度でバスを降りていった。

でも、私は知っているよ。

O川さんが、本当はイイ不良だったってことを!!






今思えば、マンガの設定とかにありそうな話ですね。

ん〜でも、不思議とLOVEには至りませんでした。

当時O川さんには年下のギャル彼女がいたし

そもそもO川さんをそのような対象として見ていなかったからです。

でも、噂とは違って、案外一途な人だったことは確かです。



posted by ベリィ at 01:07| 宮城 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | 語<かたる> | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こちらでははじめまして。
すごく面白い文章だなーって思いました。
私も人の中のギャップを見つけるとその意外性にときめいたり嬉しくなったりします。
最後O川さんと何か関係が有ったら余計漫画っぽかったかもしれませんね。

図書館員のバイトされているんですね!
以前司書の仕事をしていた事が(2ヶ月だけ)あったので余計親近感が沸きました。
それでは失礼します。
Posted by 智英 at 2005年10月31日 16:16
またまたコメントどうもです。
不良に見えて実は案外いい人けっこういますよね。
学校での破天荒ぶりとは打って変わって、友達の家に遊びに行くとやたら礼儀正しくなる人とかいたなあ…

よろしければリンク張ってもいいですか?
Posted by de.cros at 2005年10月31日 22:48
▲智英さん▲
コメント、どうも有難うございます!
自分の文章力には自信がないですが
こんな風につらつら書くのは好きです(*^−^*)
智英さんもプチ図書館員だったんですか?
私もボランティアから成長できるように頑張ります!
また、いらしてください。

▲de.crosさん▲
そうですね。
O川さんは、特別会って話がしたいとかではないんですが、
この日ふと思い出したので書いてみました。
リンクの件、了解しました!
こちらからも貼っておきますね(^−^)


Posted by ベリィ at 2005年11月01日 15:16
ありがとうございます。
さっそくリンクに追加します!
Posted by de.cros at 2005年11月01日 19:23
▲de.crosさん▲
こちらこそ、
今後ともどうぞよろしくお願いします(>_<)
Posted by ベリィ at 2005年11月02日 01:20
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